住宅ローン滞納から差し押さえまでの流れについて!差し押さえの回避方法も解説!
住宅ローンを滞納し、差し押さえの不安にさいなまれている方は少なくないでしょう。
せっかく手に入れたマイホームを失う恐怖は、想像を絶するものです。
しかし、慌てることはありません。
この記事では、住宅ローン滞納から差し押さえまでの流れを詳しく解説し、差し押さえを防ぐための具体的な対策方法をご紹介します。
□住宅ローン滞納から差し押さえまでの流れ
住宅ローンを滞納すると、金融機関から様々な対応がとられます。
最初の催促状から、最終的な競売に至るまで、具体的な流れと期間を把握することで、適切な対応を検討できます。
1: 催促状・催告書が届く(1〜3ヶ月)
住宅ローンを滞納すると、まず金融機関から支払いの確認がはがきや電話などで入ります。
この段階では、連絡を取り、返済をすれば延滞情報は記録されません。
しかし、無視を続けると催促状が届きます。
さらに返済が滞ると、法的措置を予告する催告書が送られてきます。
2: 期限の利益喪失の施行(3〜4ヶ月)
催促状・催告書が届いても返済が滞ると、金融機関は「期限の利益喪失」を宣告します。
これは、分割払いの権利を失うことを意味し、一括返済を求められるようになります。
3: 保証会社の代位弁済(4〜5ヶ月)
期限の利益喪失が施行されると、保証会社が金融機関にローンの代位弁済を行います。
代位弁済とは、保証会社が債務者に代わってローンを一括返済することです。
その後、返済は保証会社に対して行うようになります。
4: 競売開始・差し押さえ(6ヶ月〜9ヶ月)
住宅ローン滞納から早ければ半年程度で、住宅の差し押さえと競売の準備が始まります。
差し押さえとは、金融機関が物件を売却して債権を回収する権利を行使することを意味します。
□差し押さえを防ぐ方法
住宅ローンを滞納していても、諦める必要はありません。
差し押さえを防ぎ、マイホームに住み続けられる方法がいくつかあります。
1: 住宅ローンのリスケジュール
返済が困難な場合は、金融機関に返済条件の変更を相談できます。
返済期間の延長、元金の据え置き、ボーナス併用払いの変更など、様々な方法があります。
2: 個人民事再生
住宅ローンを含む債務が大幅に減額され、返済期間が3年に短縮される制度です。
債務額が5,000万円以下で、収入に応じて返済計画を立て、裁判所に申し立てます。
3: 親子間売買
親族間で不動産を売買することで、住宅ローンを整理する方法です。
親族間での売買は、通常よりも低い価格で売却できる場合があるため、債務整理の有効な手段となることもあります。
4: リースバック
住宅を売却した後に、賃借契約を結んで住み続ける方法です。
住宅の売却代金の一部を頭金として、賃貸料を支払うことで、引き続き自宅に住み続けられます。
□まとめ
住宅ローン滞納は深刻な問題ですが、諦めずに適切な対策を検討することが大切です。
まずは、金融機関に連絡を取り、現状を説明し、相談することをおすすめします。
専門家のアドバイスを受けながら、最適な解決策を見つけ、マイホームを守りましょう。
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