終活とは

終活とは「人生の終わりのための活動」の略で、人間が自らの死を意識して、人生の最期を迎えるための様々な準備や、そこに向けた人生の総括を意味する言葉です。身の周りの物品や財産、人間関係などを生前のうちにしっかり整理しておくと、遺される人々に迷惑が掛からないと言う側面があり、人生の終わりを意識する年齢となるにつれて終活を行うことは非常に重要です。

終活でやること

保有財産の整理

財産は、相続にも関係し、整理されていないと残される方々にとって大きな負担となってしまいます。「預貯金」「不動産(土地や家)」「株、国債などの有価証券」「保険(生命保険や火災保険など)・個人年金」「貸付金・借入金」、こういったものが財産として整理が必要となるものです。まずは、財産のリスト作成から始めることをオススメします。

相続対策と争続対策

財産のリストが作成できたら、次は相続対策です。「現状のままだといくら相続税が発生するのか?」を把握していない方は多くいらっしゃいます。まずは、相続税がいくら発生するのかを確認し、何かしらの対策を検討することが重要です。信頼できる不動産業者や税理士に相談しましょう。また、相続人が複数いる場合は親族間で揉めないよう、どのように分割するかを考えたり、遺言書を書いたりなどの対策が必要です。お金に関わる問題で、相続のタイミングで争続が発生してしまい、親族間で揉めてしまうケースが多く御座います。

エンディングノートを書く

エンディングノートとは、残された家族に対し自分の考えを伝えることを目的で記載される備忘録という意味で使われています。このエンディングノートは遺言書ではなく、単に自身の考えや内心を記録しておくものであり、特に法的な力は無く、作成に当たってのルールも御座いません。

遺言書を書く

遺言書とは、死後の自分の財産を「誰にいくら渡す」などを決めるのが代表的な用途です。他にも「指定の相続人に財産を渡さない」「内縁の妻や隠し子に遺産を相続させる」といったこともできます。親族間の揉め事を防ぐ意味でも、非常に重要なものです。しかし遺言書には書き方のルールがあり、それを誤ってしまうと無効になるので注意が必要です。遺言書は、きちんと専門家に相談したうえで作成することをお勧めします。

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