任意売却を選ぶとどのようなメリットが得られる?解説します!
住宅ローンを滞納してしまった場合、自己破産をするしか解決方法がないのではとお考えの方も多くいらっしゃると思います。
ただ、自己破産をせずとも任意売却で解決できるかもしれません。
この記事では、任意売却の方法やメリットをご紹介しますので、ぜひお読みください。
□そもそも任意売却とは?
任意売却とは、ローンを滞納してしまい競売にかけられる前に行う売却方法の1つです。
通常の売却は抵当権を抹消する、いわゆるローンを全額返済する必要がありますが、任意売却はローンが残った状態でも売却できます。
つまり、不動産の差し押さえが可能な抵当権を残したまま売却できるので、売却には金融機関からの承諾が必要になり、自由に売却できるわけではありません。
□任意売却のメリットとは?
任意売却は競売と比較すると、この記事を読んでいる方にとってメリットが大きい不動産引き取りの方法です。
ここでは、任意売却のメリットを7個簡潔にご紹介します。
1.市場価格に近い価格で売れる
通常の不動産取引と同じ方法で売却するため、売却価格も市場か下記に近い金額で売却できます。
競売の場合は、一般的に市場価格の約7割ほどに売却額は下がってしまう傾向にあります。
2.周囲に事情を知られずに売却できる
先述しましたが、任意売却は競売と違い通常の売却と同じ方法で行われるため、周囲に住宅ローンを滞納しているという事実を知られることがありません。
3.持ち出し金が不要
通常の不動産売却では、売却する前に手付金や仲介手数料などの諸経費を払わなければなりません。
ただ、任意売却では売却したお金から諸経費を賄えるので持ち出し金は不要です。
4.残債は分割返済できる
任意売却をした結果、残ってしまった住宅ローンは金融機関と相談することで分割返済できます。
5.今の家に住み続けられる可能性もある
今お住まいの住宅を身内の方や投資家に買い取ってもらうことで、住みなれた家に住み続けることも可能です。
今お住まいの家を手放したくないという方は、リースバックや親族間売買などの方法を検討してみましょう。
6.交渉によっては引っ越し費用の幾らかを売却代金から融通してもらえる可能性がある
引越しの際は初期費用としてまとまったお金が必要です。
その際、債権者との交渉によって引っ越しに必要な金額(30万円程度が相場)まで売却代金から融通してもらえることは、任意売却の大きな魅力ですよね。
しかし、引越し費用として認められる金額は、金融機関や各ケースによって違いがありますので注意してください。
7.自分の意思で売却できる
任意売却と競売で大きく違う点は、自分の意思で売却できるか否かです。
自分の意思で売却できる任意売却は、売却を考えている方の意向を尊重しながら売却が進められます。
□まとめ
任意売却は競売と違い、自分の意思で売却できる不動産取引です。
任意売却には市場価格に近い価格で売却でき、住宅ローンの滞納を周囲に知られずに売却できるというメリットがあります。
ローン滞納時にはもしもの際に備えて、任意売却も視野に入れておきましょう。
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