任意売却後に残ったローンの残債はどうなるの?解説します!
ローンを滞納すると、「任意売却」が売却方法の1つとして浮かび上がります。
ここで疑問になるのが、「任意売却しても残債が残った場合、残債は0になるのか」ではないでしょうか。
本記事では以上の回答を行い、その後任意売却をするメリットもご紹介します。
□任意売却後に残った残債は0になるの?
任意売却をして残債が残った場合、その残債は0にならず、返済義務があります。
「任意売却をすれば残債がなくなる」と勘違いする方は多いですが、これは誤りであることを覚えておきましょう。
なお、任意売却では通常ローン完済時に外される「抵当権」が外されます。
任意売却後は、「返済額の交渉」を行うことになります。
なぜなら、債権者側も「返済が停滞していたので任意売却になったという事情」は理解しているためです。
そのため、任意売却後は債務者に無理のない返済をするための交渉をすることが可能です。
□任意売却をするメリット
残債が無くならないのに、任意売却をするメリットはあるのでしょうか。
ここでは4つのメリットをご紹介します。
1つ目は、「経済状況を周囲に知られないこと」です。
任意売却であれば、通常の売却と同じフローで売却がされます。
したがって、周囲の人に知られることはありません。
周囲を気にせず堂々と売却活動を行える心理的メリットは、厳しい状況下では意外と大きいものです。
2つ目は、「通常の売却に近い価格で売却できること」です。
任意売却では、内覧を含め通常の売却と同様の方法で売却が行われます。
これにより、市場価格の8~9割くらいの価格での売却が可能です。
3つ目は、「売却時期の相談ができること」です。
任意売却では、債務者が売却スケジュールを決定できます。
もちろん債権者との相談は必要ですが、「引っ越し準備に時間が欲しい」のような事情を考慮して計画をできます。
4つ目は、「金銭的負担が少ないこと」です。
任意売却では、売却益の一部を諸費用(引っ越し費用など)に当てられます。
経済状況が厳しくても経費を売却益を捻出できるメリットは、債務者にとっては大きいでしょう。
□まとめ
任意売却をしても、借金は残ります。
一方で「経済状況がばれない」、「市場価格に近い価格で売却できる」、「引き渡し時期を調整できる」、「金銭的負担が少ない」と多くのメリットもあります。
当社では、不動産売却のサポートを行っております。
不動産売却を検討している方は、まずはお気軽にご相談ください。
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