一般媒介契約はメリットだらけ?複数の不動産会社に依頼するメリット・デメリットを解説

不動産の売却を進める際、媒介契約の選択は非常に重要です。
一般媒介契約は、自由度が高い契約形態として多くの売主に選ばれていますが、その一方で特有のリスクも伴います。
この記事では、一般媒介契約のメリットとデメリットを詳しく解説し、あなたに最適な契約形態を見つけるためのヒントを提供します。

□一般媒介契約のメリット

一般媒介契約には、以下のようなメリットがあります。

1: 複数の不動産会社と契約できる

一般媒介契約の最大のメリットは、複数の不動産会社に同時に仲介を依頼できる点です。
これにより、各社が競争し合うことで、理想的な条件での売却が期待できることがあります。
自分に合った不動産会社を選び、売却活動を同時進行で進めることが可能です。

2: 自己発見取引が可能

一般媒介契約では、売主自身で買主を見つけた場合、不動産会社を介さずに直接取引を行うことができます。
この場合、仲介手数料を節約できるため、コスト面でのメリットもあります。

3: 情報を公開せずに売却できる

不動産会社に物件情報を公開する義務がないため、売却情報を市場に出さずにプライベートな取引を行うことも可能です。
周囲に売却を知られたくない場合に有効な選択肢です。

□一般媒介契約のデメリット

一方、一般媒介契約には以下のデメリットもあります。

1: 不動産会社の販売意欲が低下する可能性

複数の不動産会社に依頼することで、各社が「他の会社が売却を決めてしまうかもしれない」という思いから、積極的な売却活動を行わない可能性があります。
これにより、売却が長引くリスクが高まります。

2: 活動報告の欠如

一般媒介契約には、不動産会社からの定期的な販売活動報告義務がありません。
そのため、売却活動の進捗が不透明になりやすく、売主にとっては不安が残ることがあります。
特に、売却のタイミングが重要な場合、活動状況をしっかりと把握することが難しくなります。

3: 連絡の手間が増える

複数の不動産会社と契約するため、各社への連絡や調整が煩雑になることがあります。
特に、買主が決まった場合には他社に通知する必要があり、手間がかかることも。

□まとめ

一般媒介契約は、自由度の高さが魅力ですが、その反面、不動産会社の販売意欲の低下や活動報告の欠如といったリスクも伴います。
専任媒介契約や専属専任媒介契約と比較し、自分に最適な契約形態を選ぶことが、不動産売却を成功させるための重要なポイントです。
しっかりとメリットとデメリットを理解し、慎重に選択しましょう。

投稿者

北見 豊
北見 豊
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