専有面積とは何のこと?注意点についても紹介します!
専有面積という言葉は、マンションやアパートの選び方に大きな影響を与える要素ですが、その実態は一般にはあまり知られていません。
この記事では、専有面積が何であるか、その計算方法、そしてそれが住宅選びや生活に与える影響について解説します。
専有面積についての正確な知識を持つことで、より賢い住宅選びが可能になり、後悔のない生活を送るための一助となるでしょう。
□専有面積の基本
1.専有面積とは何か
専有面積とは、マンションやアパートなどの集合住宅において、個々の所有者が独占することが許された空間の面積のことです。
この専有面積には、一般的にバルコニーや玄関ポーチなどは含まれません。
専有面積は、住宅選びにおいて非常に重要な要素であり、その数値が大きいほど、生活空間が広がると言えます。
2.専有面積の計算方法
専有面積の計算には主に2つの方法があります。
1つは「壁芯計算」で、これは住戸を囲む壁の厚みの中心線を結んでその内側を面積とするものです。
もう1つは「内法計算」で、これは壁の内側だけを面積とする計算方法です。
壁芯計算は壁の厚みも含むため、少し広く計算されます。
3.法的な規定と実際の表示
建築基準法では、床面積は「壁その他の区画の中心線で囲まれた部分の水平投影面積」と規定されています。
一方で、不動産登記法では、マンションの床面積は「内法」で算定することになっています。
4.専有面積と生活の質
専有面積が広いほど、生活空間も広がりますが、それだけでなく、家具の配置や生活スタイルにも影響を与えます。
例えば、専有面積が狭いと、家具を置くスペースが限られ、生活が窮屈に感じられることもあります。
逆に、専有面積が広いと、より多くの家具や設備を配置でき、生活が豊かになる可能性が高まります。
□専有面積は2種類ある?
1.内法面積と壁芯面積
専有面積の計算方法には、内法面積と壁芯面積という2つの手法が存在します。
内法面積は、壁の内側のみを計算に含む方法であり、壁芯面積は壁の厚みも半分含む方法です。
これらの違いは、実際に住む空間の広さをどう評価するかに影響を与えます。
2.広告と登記簿の違い
新築マンションの広告では、一般的に壁芯面積が表示されます。
しかし、不動産登記簿では、内法面積が記載されることが多いです。
このような違いがあるため、購入前にしっかりと確認する必要があります。
3.専有面積に含まれる場所と含まれない場所
専有面積には、通常、収納やトイレは含まれますが、バルコニーやロフトは含まれません。
特にバルコニーは、避難経路としての機能もあり、法的には「共用部分」とされています。
このような点も考慮に入れて、専有面積を評価する必要があります。
4.注意すべきポイント
メーターボックス(MB)も通常は専有面積に含まれませんが、中には含めて表示しているケースもあります。
このような細かい点も、専有面積を正確に把握する上で重要です。
購入や賃貸の際には、専有面積に何が含まれているのか、確認することが肝要です。
□まとめ
専有面積は、マンションやアパート選びにおいて、また日々の生活においても、非常に重要な要素です。
この記事を通じて、専有面積についての理解が深まったことでしょう。
正確な知識を持つことで、より賢い住宅選びと、後悔のない生活が手に入るはずです。
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