サブリース契約が解約できないといわれる理由とは?
不動産をサブリースに出すことをお考えの方でサブリース契約の解約について、不安がある方はいませんか。
サブリース契約は、不動産投資の安定性を提供する一方で、その解約プロセスは複雑です。
この記事では、サブリース契約が解約できない理由についてとサブリース契約の解約時のリスクについて解説します。
目次
□サブリース契約は解約できない?
サブリース契約の解約ができないといわれる最大の理由は、借地借家法による借主の強固な保護にあります。
貸主側は「正当な事由」がなければ解約の申し入れができません。
ここでは、サブリース契約の解約に有効とされる「正当な事由」について解説します。
1つ目は、自己使用のためです。
オーナー自身が物件を使用する必要が生じた場合、例えば海外赴任から帰国する場合には自己使用を理由に解約を申し入れられます。
しかし、解約の理由がオーナーの家族の使用の場合では、正当事由とみなされない可能性があります。
2つ目は、生計維持のための売却であることです。
ローン返済の困難さや生計維持のための売却であれば、正当事由として認められることがあります。
オーナーの経済状況が悪いことは、解約の正当事由として認められるでしょう。
3つ目は、老朽化が理由の場合です。
サブリース契約をしている建物が老朽化して、安全性に不安がある場合には、それを理由にしてサブリース契約を解約しましょう。
老朽化の内容は具体的にするのがポイントです。
□サブリース契約を解約する際のリスク
サブリース契約を解約する際には、3つのリスクがあります。
不動産をサブリースに出すことをお考えの方は、ぜひチェックしてください。
*違約金・立退料の発生
違約金や立退料が発生することがあり、これらは時に高額になることがあります。
家賃の数ヶ月分から1年分以上の支払いが必要なケースもあるため、慎重な計算と評価が必要です。
*交渉期間の長期化
サブリース契約の解約が合意に至らなければ交渉期間が長引くことがあります。
特に、売却で解約する必要のある期日が決まっている場合、早期の対応が重要です。
*家賃の下落や想定外の出費
サブリース解約により、家賃収入の減少や、未払いの修繕費用などの想定外の出費が発生するリスクもあります。
□まとめ
サブリース契約の解約は、不動産オーナーにとって重要な意思決定の1つです。
その難しさを理解し、効果的に対処するためには、契約の特性、法的背景、そして実際のリスクをしっかりと把握することが必要です。
正当な事由がなければ、サブリース契約は解約できない場合が多いです。
そのため、不動産からお金を得たい場合には、不動産売却をすることがサブリース契約よりもリスクがないため安心です。
不動産売却に興味がある方は、当社までご連絡ください。
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